アメリカで一年間Au Pairが終了し、半年延長!の体験談

★アメリカで一年間Au Pairが終了し、半年延長を決めたお客様より体験談が届きました!


 


皆さん、こんにちは!
2014年の9月にアメリカに渡米してからあっと言う間に一年が過ぎました。
この一年間で本当に多くのことを経験し、吸収してきました。
オペアプログラムに興味がある、または準備段階の皆さんへ少しでもプラスになればと思います。


まず渡米してから2ヶ月目でリマッチを経験しました。
最初のファミリーはカリフォルニア州にあるサンフランシスコで6歳、9歳、11歳の3人のキッズのお世話をしていました。
このファミリーとはエージェンシーを介さずにオペア・ナニーを募集している無料のマッチングサイトにて出会ったファミリーでした。私をオペアとして受け入れたいと伝えられてからファミリー側も私が所属しているエージェンシーに登録して頂かなければならないので、そこから書類作成・提出とマッチングするのにとても時間がかかりました。また反対に、それほど思い入れのあるファミリーでもありました。

オペアとして渡米することで色んな方に応援していただき、大きな期待を胸に渡米していざオペア生活がスタートしたのですが、インタビューしていたときとの条件が異なっていたことに疑問を感じました。また、オペアの仕事の範囲外のことも当たり前のように要求されることが多くなり、「ファミリーと一緒に生活しているんだから、これくらいのことはサポートできるはず」、「わたしを家族の一員として受け入れてくれているんだからわたしも頑張らなきゃ」と自分をコントロールする毎日。

ただ、そこから次第にストレスになっていき、思い描いていた渡米生活とは違う生活に息が詰まっていったのです。。
そして悩んだ末、ホストママにリマッチの覚悟を決めていることを伝え、リマッチの流れへ。
私がリマッチしたこの時期はちょうどホリデーシーズン真っ只中でファミリーを見つけるのも難しいだろうと思われるタイミング。
そしてリマッチ期間として与えられる2週間は、もし次のファミリーが期間内に見つからなければ帰国。「出来ることなら、今の条件を上回る家庭のもとでマッチングしたい・・!でもそんな選べるまでのファミリーもこの時期では見つからないだろう・・」と思っていたところに出会ったのがいまのコロラドのファミリーでした。初めてインタビューという形でSkypeをした際ににじみ出るほど伝わったホストママの人柄の良さと、ホストベイビーの可愛さに思わず、このファミリーのもとで生活したい!と強く思いました。精神状態がアンバランスだったわたしはこのファミリーとの出会いに涙が出そうになるほどでした。。


そこから始まったコロラド州でのオペア生活。渡米してから2ヶ月半が経っていました。コロラドに引っ越してからすぐ1週間後にあったビッグイベント、Thanksgiving dayではホストママの家族がはるばるサウスダコタ州から来て、家族揃ってテーブルを囲み、手作りのスペシャルディナーをふるまって頂きました。その始まりの席でそれぞれが日常生活に感謝を述べるのですが、ホストママから「Risaに出会えて本当によかった。彼女は私たちの家族の一員です」と伝えられたことに感激しました。

コロラド州は1年365日あるうちの300日が晴れと言われているほど、雨がほとんど降りません。標高が高いところにある地形から「マイル・ハイ シティ」とも呼ばれています。冬はウィンタースポーツが盛んなのでファミリーと一緒にスキー旅行をしたり、夏はハイキングやキャンプ、サイクリングなどに連れて行って頂けたりなどと、コロラドの豊かな自然を満喫しています!

日本で暮らしていた頃は、都会よりの場所に住んでいたということもあり自然を身近に感じることがあまりなかったのですが、ここコロラドに来てからは、アウトドアが大好きになりました。(家の周りではいつもリスが追いかけっこしています・・♪)



また、アメリカ内での旅行も楽しんでいます!
コロラドはちょうど全体の州のほぼ真ん中の位置にある州なので、比較的に色んな州にアクセスしやすかったりも・・♪これまでにサンフランシスコ、ワシントンD.C.、フロリダ、ハワイ、サウスダコタ、シアトル、ポートランド、シカゴ・・とたくさん旅行しています!週末のオフを使って色んなところを周遊できるのもオペアプログラムの醍醐味だと思います。オペアを通して知った友だちが各州に住んでいるので、友だちに会いに行ったり、案内してもらえるのもとても有り難いです。




以前にも記事を書かせて頂きましたが、APIが主催しているツアーに参加するのもとてもいい経験になると思います。世界各国から集まるオペアさん達と交流できるいい機会となり、お互いのホストファミリーについて話しながら楽しく観光もしつつ、周りのオペアの子達とコミュニケーションを取ることでとても刺激をもらえました。




そして英語面についてです。以前のファミリーへはホストペアレンツ、キッズともに日本語しか使わなかったのですが、ファミリーチェンジをしたきっかけにファミリーがアメリカンというのもあり私自身、リスニング・スピーキングが日本にいたときと比べて大分伸びたのではないかと思います。ディナーの席では、その日一日の出来事について話すのですが、最近見たニュースが話題に出たりします。宗教の違い、銃問題、差別問題など色んな話題に富んでいます。ホストペアレンツから知識を得ることもたくさんありますし、わたしのつたない英語で日本では~はこうだ、などと積極的に意見を伝えたりしています。
自分の考えていることがうまく伝えられないこともたくさんありますし、いつもワンパターンな英語を使ってしまう自分がいやになったり、言葉の壁はたくさんぶつかっていますが焦らず、「日本にいたときと比べたら少しずつ伸びてるんだから」と自分を励ましながら勉強中です。(笑)



ホストベイビーも来たときは18ヶ月で言葉もあまり話せませんでしたが、やっと2歳になりました。私がこのお家に来てからのこの数ヶ月でベイビーもたくさんの日本語を覚え、いまでは「りさ~ こうえん いこう」や「りさ~ ごはんだよ~」などと日本語でお話をすることができます。おしゃぶりがやっと取れ、現在はトイレトレーニングをしていますが、これには悪戦苦闘中です!!!!(笑)ただ、一つひとつの成長の過程を一緒に体験、そばで見守ってあげられるというかけがえのない経験はオペアにしかできないことでもあります。
その子のペースに合わせて一つずつクリアして成長していけるように、そのサポートができたらいいなと思っています。




そして最後になりますが、渡米するまでの準備期間も含め、わたしはこのオペアプログラムを通して関わった方や出来事の全てが、心の財産になっているということを改めて感じます。このプログラムは本当に素晴らしいプログラムですが、簡単には渡米することもできませんし、それなりにたくさんの覚悟もいると思います。わたしも渡米前に不安な気持ちでいっぱいでしたが、それらのいくつかの壁を乗り越え、精神面やモノの考え方も広く大きく受け止められるようになった気がします。
自分を成長させてくれる、素敵なプログラムです。



私にはあと半年間オペア生活が残っています。短くも長く住んだ場所、アメリカで知り合った友だちや素敵なホストファミリーと離れるのはとてもさびしいですが、最後まで充実したオペア生活を送れるように努めていきたいと思っています。

長文読んでいただきありがとうございました!